本会について

老眼(老視)の定義


●加齢による調節幅の減退:Age-Related Loss of Accommdation
 すなわち、老視とは「見える範囲が狭くなった状態」のことを言う。
●老視は何らかの介入が必要な疾患である。



医学的老視と臨床的老視

患者の自覚症状を考慮して、「医学的老視」と「臨床的老視」の2つを設定することとした。前者は自覚症状と無関係に「片眼完全矯正下で調節幅が2.5D未満」。後者は、自覚症状を有し「40cm視力が0.4未満」とした。

   医学的老視  臨床的老視
 視力測定条件  片眼完全矯正下  両眼生活視力
 自覚症状  有無は問わない  近見視力障害有り
 診断基準  調節幅2.5D未満*  40cm視力0.4未満

 

若年性白内障や調節麻痺を惹起する疾患など加齢以外で調節が減退する疾患を有さず、矯正視力1.0以上を有する者において、通常の視力検査の照明条件下、片眼完全矯正下で調節幅が2.5D未満。もしくはアコモドメータ等を保有していない施設を考慮し、簡便法として片眼完全矯正下で40cm視力が0.4未満の条件を満たすもの。

※医学的老視は基本は調節幅2.5D未満であるが、アコモドメーターなどを有さない場合に簡便法として40cm視力0.4未満を用いても良い(換算表:表1)。

 

表1:30cm視力表から40cm視力表における視力値換算表
表130cm視力表から40cm視力表における視力値換算表